「娘のアトピー」 浜田由佳 6歳と4歳

 

私には2人の娘(6歳、4)がいます。2人ともアトピーです。

上の娘の事から書きます。

 アトピーとの付き合いですが、まず生後1ヶ月で乳児湿疹が出来ました。この子は心室中隔欠損症という心臓の病気を持っていましたので、湿疹なんて心臓のことに比べたら大したことないと思っていました。何もしなかったけれど1ヶ月で綺麗になりました。その後肌が荒れることも無く心臓の手術も無事に終わりました。(生後7ヶ月)

 13ヶ月になった頃から再び頚部と関節に湿疹が出てきましたので公立病院の皮膚科で抗アレルギー剤のザジデン・非ステロイド軟膏のコンベック・アルメタ(ステロイド)をもらっていました。ステロイドを塗ると綺麗になって、しばらく止めるとまた出てくるといった感じでしたが、17ヶ月で心臓の検査の為1週間病院に入院している内に徐々に良くなっていきました。それから110ヶ月で下の子が産まれましたが悪化することもありませんでした。

 再度湿疹が出てきたのは33ヶ月でした。それまで何も無かったのに急に肛門周囲からはじまり1ヶ月も経たないうちに全身に広がりました。ハムスターを飼いだした事が悪かったのかと思い、ハムスターはすぐに主人の弟に飼ってもらうことにしましたが良くなりません。幼稚園に入園しますますひどくなり、全身カサカサで顔面も真っ赤でした。夜中も23時間ごとに目を覚まし、痒くて寝付けず、1時間近く私が掻いてあげている内にウトウトとするという毎日でした。幼稚園でも痒くて、泣いて先生に冷たいタオルで拭いてもらっていました。子供の皮膚の状態に一喜一憂し、子供が掻いているのを見ると悲しくなり、アトピーに振り回されている毎日でした。

 その年の9月に風邪から喘息も発症し、ホクナリンテープの貼用、気管支拡張剤の内服も始まりました。抗アレルギー剤も内服し、アトピーにはステロイド剤・非ステロイド剤・保湿剤を塗り分けていました。ステロイドを毎日塗るのはさすがに抵抗があったので23日に1回塗っていました。1ヶ月に1回は喘息の軽い発作を起こし、吸入をしてもらいに病院に行っていました。(市民病院の小児科)

 幼稚園の年中になるとますますひどくなり、頚部はジクジクと浸出液が出ていました。汗をかくと痒くなり、掻き壊して首は血がにじんでいました。「何とかしてあげたい、良い病院はないか?」と調べている時にインターネットで松本医院を知りました。アトピーのメーリングリストに入っており、その中で松本医院の書き込みがあり、高槻なら何とか電車で通えると思い、夏休みに入ってから松本医院を受診しました。

 先生はまず「治してあげる、綺麗にしてあげる。」と子供に言ってくれました。「いつでも電話してきなさい。」という先生の言葉に私は安心しました。「掻いても良い、どんどん掻きなさい。」とも言ってくれました。今まで掻いている子供に「掻いたらダメ、ひどくなるから。」と絶えず言い続けていたのでびっくりしました。先生を信じて頑張ってみようと思い、やっと方向が見えたのでとても嬉しくなりました。

 その日から飲み薬と消毒と入浴の治療が始まりました。飲み薬は「苦い!」と言いましたが、薬の後にアイスクリームを少しあげるというやり方で飲ませることができました。一番大変だったのは消毒です。傷がしみて痛いのか大泣きでした。近所の人が聞いたら虐待しているのではないかと思われるほど大きな声で泣きました。毎日毎日なだめすかし、押さえつけて消毒しました。1時間のお風呂は遊びながら入ることができました。以前からひどかったのでリバウンドが出ていたのかどうか分かりませんが、顔面は真っ赤、頚部からは浸出液が出ていました。本当に見ていて可愛そうになるくらいにひどかったのですが、親の私に何故か「頑張れば、きっとこの子は治る。」という確信があった為に慌てることがなかったのは驚きでした。

 1ヶ月経ち、全身に湿疹は出ていますが、頚部からの浸出液は出なくなってきました。2ヶ月経ち、夜も今まで2時間ごとに起きていたのが、夜も2回起きるだけになってきて徐々に綺麗になってきていました。このまま良くなってくれればいいなと思っていたら、何故か急に12(治療開始5ヵ月後)から全身に発疹が出てきました。今までと違った感じで感染を起こしている状態でした。1ヶ月間すごくひどい状態が続き、それから徐々に良くなってきましたが一進一退の状態が続いており、このままの状態が続くのかと少し不安になりましたが、とにかく1年間は頑張ってみようと思いました。4(治療開始から9ヶ月)になり、全身はほとんど綺麗になり、顔面の湿疹のみが残る状態になりました。7月に入り、いつもなら汗ですぐに痒くなるのに汗をかいてもひどくなりません。

 漢方治療を始めてから、アトピーが治ってきただけでなく風邪を引かなくなってきた事には驚きました。漢方治療を始めるまでは1ヶ月に1度は風邪を引いて39度の熱を出していたのに、不思議な事に風邪を引きません。風邪を引いても先生に頂いた風邪薬を飲むとすぐに良くなります。

 1年経った頃から、ずっと治らなかった顔の赤みも消えました。1年経ちほとんど湿疹が消え、全身も以前の肌とは全く違う肌になりました。何よりも子供の性格が変わってきました。去年は幼稚園でも常に掻いていた為か、どの写真を見ても辛そうな顔をしておりよく泣いていました。今年は幼稚園の写真はどの顔も笑っています。

 喘息の方は風邪薬を飲むのが遅れて発作が出たことが3回ほどありましたが、電話をすると指示を与えてくださったので安心でした。

 下の子は生後2ヶ月から湿疹が出ており絶えず関節には出ていますが、上の子と比べて非常に症状が軽いです。同時期から治療を開始しましたが、1年経ってもまだ完全に治りきっていません。上の子はお風呂にきっちり1時間入っていたのに、下の子は眠たくなったりぐずったりして上の子の半分しか入れなかったからだと思っています。4歳になって最近はきちんと治療できるようになってきたため、あともう少しだと思っています。

下の子がきっちり治り、そして上の子の喘息が完全に出なくなるまできちんと治療していきたいと思っています。