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「アトピー手記」杉本幸枝 27歳
だけど、私がアトピーだと気づいたのは、突然でした。バイクに乗っていたときでした。かぶっていた帽子がキャップだったので、日光を顔に集中して浴び、日焼けのような感じでした。だけどだんだん顔が蚊にかまれたように痒くなり、まるで昔なった蕁麻疹のような痒さに襲われました。バイクのミラーで、痒いところを確認するために顔をのぞくと、思わず「これが自分の顔!?」と驚きました。顔は赤くなって紫がかったような感じになっていました。それからは自然に顔を掻きまくりました。「駄目だ。」と思いつつも、痒くてとても我慢できなくて。 通勤時の朝のことだったので、そのまま会社に行くと、みんなに「どうしたん、その顔?」と言われ、「痒くてたまらんねん。」と言って、そのまま仕事をしていました。でも痒みのせいで、集中することが出来なくなり、とうとう家にいる姉に(ちょうど休みでした。)松本医院を教えてもらって、早退して行きました。 姉からアトピーの漢方薬は死ぬほどまずいと聞いていたので、私もあれを飲むのかと思うと、ショックでした。診察の結果、自分も姉と同じアトピーでした。先生はアトピーのことを一から十まで親切に説明してくれました。そして切抜きの記事から、治せる病気だということも教えてくれました。 アトピーだったので、あのまずい漢方薬を飲まなければなりません。鼻をつまんで最初は飲みました。まずいけれど、自然の漢方薬は胃がおかしくならないので、思ったよりは、わりと飲めました。 しかし飲んでも飲んでも痒みがなくならない日々が続き、「意味が無いんじゃないか?」という思いも出てきました。治るという気持ちも持ち続けられませんでした。数ヶ月経ってからの血液検査でも、アレルギーの数値は上がる一方で、減る傾向もありません。自然と漢方薬を飲む回数が減り、サボる日が多くなっていきました。 そんな時に母から「そんな赤黒い顔でいつまでもいたくないでしょ!」と言われ、「そうだ!まだ治ってないから、治す為にも漢方薬を飲まなければ。」と決意しました。それからは、血液検査でやっと数値が減り始めました。 今では痒みはほとんど無く、あとひとふんばりです。今度の血液検査の結果が良ければ、長かった漢方薬生活も終えられると思います。結果はどうであれ、会う度に「治してあげるから。」と言う先生を信じて頑張ろうと思います。 |