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山本 薫 15歳 私は石川県に住んでいる15歳の女の子。私はアトピー性皮膚炎と闘っている。しかし、その闘いももうすぐ終幕を迎えようとしている。それは厳し〜い治療を耐えぬいてきたからである。 この病院に来る前、私は2年余り「悪魔の薬ステロイド君」のお世話になっていた。しかも漢方薬と併合して使うという信じられないことをしていた。知識が無いというのは恐ろしいことで、自らステロイド君の副作用の罠にどっぷりはまっていることを知らなかったのである。そんな頃、『ステロイドは体によくない』『副作用が出るぞ』という話を聞いて、「よし、ちょうど塗るのもめんどかったし、脱ステ(脱ステロイド)するぞ!!」と脱ステをした。どんどん皮膚がバサバサになってきて、風呂上がりに皮膚がつっぱるようになってきて、体が痛くて熱くて、顔もどんどん赤くはれぼったく熱をもってきて、「これから私はどうなるの?」とよく考えるようになった。学校行事で陸上記録会があり、日光にたんとあたった次の日、私の皮膚の状態は急変していた。いつでも熱いは痛いは熱っぽいは…。負けず嫌いな私は学校へは毎日行った。(今思うと、こんな性格だったからこそ、治療をやってこれたのかもしれない。)でも家では涙涙で、日を追うごとに精神的に辛くなってきた。大学病院にでも行くかという話も出たが、ど〜せまたステロイドなんだとわかっていたので行かなかった。 そんな時にインターネットで見つけたのがこの病院だった。「もうこんなのはごめんだ。ダメもとで行ってみよう。(先生、ごめんなさい。)」とはるばる大阪までやってきたのだ。看護婦さんの説明を受けて診察室に入ってびっくりした。なんだか医者っぽくない医者だったし、森総理にことで起こられるし(私は石川県能登地方出身)、いきなり『わかってます。治してみせましょう。命をかけましょう。』なんて言ってるし…なんなんだ一体…と思った。(先生、またまたごめんなさい。)でも「おう、そう言っているなら頼ってみようではないか。」と頼ることにした。もらったのは塗り薬と風呂に入れる薬、さっそく帰ったその日に風呂をわかしてみると、「ひぇ〜っ、なんだこの色は!?この泡は!?」と思ったが、やわらかい水で見掛けによらずに結構気持ちいい風呂だった。…けど、魔女の鍋ぐつぐつ煮炊きされてる気がして複雑だった。今でもちょっぴり苦手だ。風呂から上がってみると皮膚がつっぱってないのでさらにびっくり。薬も塗って「さあ、おやすみなさい。」といきたかったが…痒い。なんだかムズムズかゆい〜っ。背中は手が届かないのでさすってもらったが、もう死ぬほど痒い。気が狂ってしまいそうなほど辛く1ヶ月間は熟睡できなかった。そして皮膚もむけた。『ボロボロ、ベラベラ』こんな表現がぴったりだと思うくらいむけた。例えば2ヶ月消えずに残っていた傷跡が2日で跡形もなく消えてしまうくらい。おまけに黄色い透明の汁も出た。これも『ダバダバ、ジャバジャバ』という表現がぴったり。全身からダバーッと流れ出るのには本当にまいった。ずっと風呂につかっとりたいと思うことが何度もあった。そうそう、朝晩の消毒もつらい。あれは痛い。でもぜひ先生のおすすめの消毒液を使って下さい。(私はきらしてしまったので薬局で買ってきた手術用の物を使ったのだが、涙が出るほど痛かった。その痛みを身をもって知りたい人は薬局へGo!)3、4ヶ月もしたら体の調子が落ち着いてきた。まだ波はあるものの、この時ほど早めに脱ステして良かったと思った時はなかった。 長々と書いてしまったのでここいらで止めとくが最後に一言。 一、精神面で何かと辛いけあきらめずにがんばれ! 一、春はがんばって乗り越えて! 一、受験生の方にはあんまりお勧めできません(私は死ぬほど苦労した…ちなみに私も受験生だった。) 一、家族の人は治療に協力してあげて下さい。 簡単にまとめてしまったが、本人のやる気が一番大事。「負けるもんか!治してやるぜい!!」てな勢いで乗りきって下さい。 では遠くの地で健闘を祈ってるぞ!「悪魔の薬ステロイド君」と闘っている諸君、さらばじゃ。 (なんだかものすんごく読みづらい文章を読んでくれたそこのあなた様、どうもありがとうございました。) 2001年3月23日 |