尋常性乾癬の完治の理論と証拠

 まずイントロダクションとして、病気の本質が何であるかについて何であるか述べましょう。乾癬も原因不明の病気とされていますが、正しくは乾癬を起こす異物が何であるかが不明であるという病気と言うべきでしょう。私のインターネットのあちこちで書いているように、病気を起こす異物は大きく分けて2種類しかないのです。1つは生きた異物を排除するために起こす感染症であります。乾癬は熱が出ることは決してありませんから、感染症は否定できます。残りの病気の原因は死んだ異物、つまり化学物質であります。化学物質を排除するときに使われる武器は本来はIgE抗体であります。ところが同じ化学物質を排除するときに免疫を抑制することによって、IgGのレベルに留まるとアレルギー反応ではなくて、いわゆる結合組織病、つまり膠原病となります。

 乾癬は本来はアレルギーで出すべき異物を、免疫を抑えることによって膠原病に仕立て上げられていく根拠を述べましょう。まず子供、とりわけ乳幼児に乾癬は絶対に見られません。これはリウマチが乳幼児に滅多に見られないのと同じことです。実は乾癬の理論を長い間書くことをしなかったのは、アレルギーをリウマチにしてしまうことと、アレルギーを乾癬にしてしまうこととは同じであるので、乾癬の患者さんにはリウマチの理論を読んでもらって、リウマチを乾癬と言い換えて読んでください、と常々伝えていたからです。

 ですからリウマチと乾癬の両方の病気を持っている患者さんはいくらでもいるのも不思議ではないのです。ただリウマチだけの人とか乾癬だけの人とか両方持っている人の違いがなぜ生じるかについては詳細は分かりません。それはちょうど同じアレルギーでもアトピーだけの人、喘息だけの人、鼻炎だけの人、全てを持っている人の違いがどうして起こるのかについても詳細が分からないことと同じです。いずれも人体の免疫は出やすい場所に出やすい形で異物を排除しているだけで、単に偶然だと思います。人体の免疫は絶対的ですから、膠原病にしろアレルギーにしろ、一度出やすい場所で症状が出れば、そのような形でその場所で異物が排除しやすいだけのことです。

 膠原病の場合はどの結合組織で異物を排除するための炎症が起こるかにより、病名が50種類以上あるように、アレルギーの場合も起こりやすい結合組織がどこであるかによって何種類かの病名があるにすぎないものだからです。膠原病はあらゆる結合組織で異物を排除するときにIgGを用い、一方アレルギーはあらゆる結合組織で異物を吐き出すときにIgEを用いるだけで、その炎症を起こす場所に応じて様々な病名がつけられ、その結合組織にふさわしい症状が出るというわけです。そしてIgGをクラススイッチしてIgEになると、膠原病とアレルギーが同時に並存したり、アレルギーだけの症状になるだけなのです。それぞれの症状が膠原病でもアレルギーでも異なるのはその組織の特徴と、その組織が結合している細胞の種類と、その細胞の機能の違いにより様々な症状が異なってくるにすぎないのです。本質は死んだ化学物質をアレルギーで排除しようとするときは全てIgEを用い、同じ敵をIgGで排除しようとするときに膠原病となり、IgEを用いるとアレルギーになる違いがあるだけなのです。それでは、どうして同じ敵をIgEを用いたり、IgGを用いるかについて以下に尋常性乾癬を例にとり具体的に述べていきましょう。

 まず、尋常性乾癬のIgG抗体は特定されたのでしょうか?研究者達はそれを見つけるために長年研究を続けていますがいまだに見つけてはいません。従ってなおさら乾癬が原因不明だといわれる理由のひとつになっているのです。他に皮膚の膠原病として難病に指定されている天疱瘡があります。天疱瘡は表皮の結合組織に沈着した異物を吐き出すために生じる膠原病で、そのIgGの抗体は既に特定されています。それは抗デスモグレイン抗体Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3種類です。もちろんこの病気も私は治していますが、例のごとくIgGをクラススイッチしてIgE抗体に変えてしまい、アレルギーにした後で、例の自然後天的免疫寛容を起こして治しています。

 ところが乾癬についてはなかなか発見されないのは、真皮の結合組織の異物を排除するときに生じる膠原病であるからだと考えています。真皮は表皮よりも奥深くにあり、しかも遥かに複雑な構造をしており、かつ免疫学的にも複雑に入り組んでいるので簡単には乾癬に特有な抗体がなかなか発見されないのではないかと考えています。 天疱瘡も乳幼児の天疱瘡を私は見たことがありませんし、報告も聞いたことがありません。この事実は乾癬と同じことです。天疱瘡や乾癬の患者さんによくよく病気の履歴を聞いてみますと、初めて皮膚の症状が出たときは全てがアトピーだったようです。その治療にステロイドを用いだし、治らないものですから病院をあちこち変えているうちに、どこかの病医院で天疱瘡と言われたり、乾癬と診断された患者が全てです。つまり病気の始まりはやはりアトピーであったのです。IgE抗体を用いて異物を排除しようとするアトピーを、ステロイドを使って免疫を抑え続けることによって、IgE抗体がIgG抗体にいわゆる逆クラススイッチしてしまったのです。つまり、ステロイドのためにヘルパー2リンパ球の遺伝子が変えられてしまい、クラススイッチが出来なくなったために、アレルギーが天疱瘡や乾癬のような膠原病に変えられてしまったのです。つまり、元来IgE抗体で出すべきものを免疫を抑えることによってIgGに変わってしまい、アレルギーが膠原病になってしまう理由がお分かりでしょう。

 天疱瘡や乾癬と診断された患者さんの治療の始めは、患者さんは痒みを訴えることは非常に少ないのですが、当院でステロイドを用いずに免疫を上げる治療を始めるとともに、徐々に痒みを訴えだし始めます。ただ面白いことは痒みが出始めても、IgE抗体を調べても既に知られている試薬では高くなる人もいますし、いつまでも抗原が特定できない場合が多いのです。その原因は皮膚や表皮の結合組織に特異的に沈着しやすい化学物質があり、その化学物質に対する試薬が作られていないためだと考えています。明々白々のアレルギーの患者さんでもトータルのIgE抗体が非常に高く、かつアレルギーの特徴的な好酸球が高くても、アレルゲンが特定できないアレルギー患者さんが沢山おられますから、何も不思議なことではありません。

 いずれにしろ感染症が征服された現在では、病気を起こす異物は化学物質以外にありません。人がこの世に生を受けて初めて出会う死んだ化学物質は食べ物から入ってきます。食べ物から入ってくる異物をアトピーで皮膚から排除するのがアレルギーの始まりです。免疫を抑えない限りは4~5ヶ月で自然後天的免疫寛容を起こします。次に出会うアレルギーは吸入抗原であるハウスダストやダニや花粉が運ぶ化学物質が粘膜に引っ付くと、いわゆる粘膜アレルギーを起こします。皮膚に傷があれば皮膚からこれらの吸入アレルゲンが皮膚の接触し付着して、いわゆる接触アレルゲンとなります。このようなアレルギーが出現すれば現在の医療は根本原因や根本治療を一切考慮せず、症状を取ることに奔走し、医者は免疫を抑える意味を何も考えずにいつまでも薬を出し続けます。止めれば必ず症状が悪くなるので永遠に切ることが出来なくなってしまいます。

 ステロイドのみならず全ての免疫抑制剤は多かれ少なかれ事実上遺伝子を変えってしまっているので、これらの細胞の遺伝子が死ぬわけではありませんので必ず修復されます。すると再び免疫の仕事を始め出すのでリバウンドが出てきます。リバウンドのみならず遺伝子を変えるということはあちこちで人間のスムースな連携された正しい働きをズタズタにし、免疫の全ての働きを障害していることに医者は気が付かないのです。明確に分かっていることはステロイドが最も大きな遺伝子を一時的に変えてしまうということです。従ってステロイドを使い続けると全ての組織に器官に異常をもたらす病気を作ることになります。いわば後天的遺伝子病と言うべきもので、あるレベル以上に投与されたステロイドは、あらゆる種類の機能不全を起こしてしまいます。この遺伝子病はもちろん異物が入ったために生じたというよりも、元来人間に必要な毎日作り出しているステロイドホルモンを大量に入れることによって引き起こされた人為的医原病であります。従ってこのような薬を止めることによって、免疫のリバウンド症状のみならず、遺伝子が正常になるまでに新しい病気が作られ続けるのです。もちろんステロイド性機能不全症は二度と治らないものもあります。ステロイドの副作用についてはここを読んでください。私の仕事はこのような遺伝子を変えて免疫を抑制する薬の全てを使わずに、生まれたままの細胞の遺伝子の働きを取り戻すことによって、病気を治してしまうことです。従って私は常々患者に伝えているのですが、病気を治すのは医者でも薬でもなく、結局自分の遺伝子に支配された免疫の働きによって全ての病気は治るのです。

 とりわけ現代は化学物質汚染環境の時代であります。これらの化学物質が体内に侵入することによってアレルギーや膠原病を起こすのですが、元来アレルギーで出すべき異物をクラススイッチをすることができるヘルパーT2リンパ球の働きを抑制するのみならず、最後は自然後天的免疫寛容により共存するという働きを有しているサプレッサーT細胞をも抑制することによって膠原病が生じるのです。まさにアレルギーは正しい免疫反応であるのに、医者はこのような免疫の働きを抑えることによって新たなる膠原病を作っているのです。つまり免疫を抑えることによって自分たちが膠原病を作り、さらに膠原病を治さない病気にしていることに誰一人として気が付かないのです。

 乾癬も本来アトピーで終わるべきものを、ステロイドや最近よく使われ出した大量のビタミンDを含むボンアルファという塗り薬も結局遺伝子の発現を抑えることによって、見掛けは症状がなくなるという恐ろしい薬です。止めれば症状がどんどんひどくなっていきますが、そのうちに痒みが出てきます。まさに喜ぶべきクラススイッチが起こったのです。アトピーが出てしまえばこちらのものです。アトピーについてはここを読んでください。

 ただ、当院に来られる前に例のごとく5年10年20年も間違った治療をしてこられる人がいくらでもいます。その人たちがステロイドやボンアルファを止めたときに見られる症状の辛さは言語を絶することがあります。もともとアトピーの治療で間違い、乾癬になってさらに間違った治療を続けるわけですから、本当に痒みと不愉快さは言葉で言い表すことが出来ない症例も経験しております。こんな時大声でステロイド廃止運動をやるべきだと患者さんに伝えるのですが、権力を握った学会のお偉いがたや製薬メーカーに伝わるはずもありません。

 ステロイドは生死に関わるときだけは、それこそ一時的に使わざるを得ないときがありますが、それ以外は絶対に使ってはならないものなのです。麻薬を使えば罰せられるのに、なぜ医者が気ままにステロイドを使うことが許されるのでしょうか?ステロイドを使い始めるときに「このステロイドを使えば症状がよくなるけれども、止められなくなるよ。止めればもっと症状がひどくなるからだよ。」と医者が説明すればこの世にステロイドを使う人が誰もいなくなるのに、どうしてそのような説明が義務としてなされないのでしょうか?分かりません。考えてください。

 さて、尋常性乾癬も永久に治らない怖い病気とされていますが、怖い病気などは実は何もないことを証明しましょう。怖い病気だと脅かす医者はゴマンといますが、一番怖いのは薬であり、医者であることを説明しましょう。

 人類発生以来、人類を悩ませ続けた感染症は、ワクチンと抗生物質と現代の豊かな食生活に支えられた免疫の3者により征服されてしまったためです。従って感染症で亡くなる日本人はほとんど出会うことがなくなりました。ただ、アフリカなどの豊かでない国では今なお感染症が猛威を振るっています。このような国の3大感染症はウイルスによるエイズであり、原虫によるマラリア、そして細菌による結核であります。日本人には全く縁のない病気になってしまいました。その代わりに新たなる異物が猛威を振るいだしました。それは化学物質という死んだ異物です。ところが化学物質の代表である農薬にしろ除草剤にしろ抗生物質にしろ、あらゆる人工的異物の量は規制されています。人間を殺すほどの量を使うことは禁じられています。このような制限された異物とは結局は共存可能であることを私は証明しました。ところが化学物質である製薬メーカーの作る多くの薬は目的として免疫を抑えるという特別な意図を持っています。化学物質は人体にとって異物であるうえに、人体を守る免疫の遺伝子を傷つけて免疫の働きを抑制する薬を投与し続ける医者は免疫を抑えることがどんな意味を持っているかを一度でも考えたことがあるでしょうか?

 あらゆる薬の効能書きには患者に見せれば絶対に飲まない理由となる副作用が所狭しと効能書きに網羅されています。なぜこの薬の効能書きを直接患者に見せる義務を医者に課さないのでしょうか?効能書きには副作用以外に効果についても述べられていますが、それも全て免疫を抑えることによって得られる効果だけです。本来の病気を治すという目的を果たす薬などというのは皆無です。このような薬を何十種類も何錠も飲まされている老人がゴマンといます。治すために飲むわけではない薬を飲み続けることによって医療費は高騰し、さらに新たに病気が出現するのも何の不思議もありません。

 私が常々言っているように感染症が征服された今となっては、まさに医者の作る医原病が90%以上であるというのはこの点にあります。人体にとって不必要な薬という名の化学物質を大量に飲み続けることによって、それを排除しようとする症状を副作用と名付けていますが、副作用というより人体はこんな薬はもう嫌だと叫んでいるのです。さらに免疫を抑える薬を飲めば飲むほど征服された感染症も新たに目を覚ましてきます。とりわけ膠原病の全ての薬は免疫を抑える薬でありますから、飲み続けると結核になったり、風邪を引きやすくなったりするのも当たり前のことなのです。

 感染症が完全に征服された現代という時代の病気の特徴を一言で言えば、化学物質排泄症であるアレルギーでありますが、いつの間にか膠原病の時代に成り代わってしまったようです。毎日毎日アレルギーが増えるとともに医者の出した薬と言う化学物質によって膠原病がどんどん増えていくからです。許しがたい医原病です。乾癬もそのひとつです。乾癬も私の言うように免疫を抑えないでIgGをIgEに変えてアレルギーにしてしまえばあとは簡単です。自然後天的免疫寛容を待てばよいのです。当院に来るまでにどれだけ間違った治療を続け、その度にどれだけクラススイッチをしにくく、自然後天的免疫寛容をしにくくされてきたかが問題となるだけです。

 最後に非常にトピカルな話題についてコメントしておきましょう。ご存知のように75歳以上の老人に対する後期高齢者医療システムについてであります。日本の75歳以上の人口は10%、人数にして1200万人以上が75歳の老人です。彼らは年金から保険料を徴収されることに、収入が減るからと怨嗟の声を上げています。彼らはお金のことに関しては誰よりもよく知っている世代でしょうが、医療については全く無知です。病院に行けば彼らはなんとなく病気が治り、なんとなく健康を維持できると考えていますが、彼らは何が病気であり、何が健康であるかということも知らないのです。というよりも医者自身が病気が何であり、健康が何であるかを誰も知っていないのに、どうして老人が知るわけがあるでしょうか?

 薬は毒薬なのです。免疫を抑える薬を飲むことによって自覚症状が取れたといって病気が治っているわけではないのです。いわば麻薬を飲まされているようなものです。このような医療で稼ぐのは医者であり病院であり製薬メーカーなのです。老人の病気が治っているのではなく、得をしているのは老人ではないのです。老化を様々な病名をつけて、さらに治療と称して病気を作っているだけなのです。しかも治す薬ではないので老化に関わる病気といわれるものは永遠に治らないことを知るべきです。皮肉な言い方をすれば、老人は、病気は治らないが人を殺すほどの薬でないものを一生涯飲むことで間違った安心を病院から貰っているだけのことなのです。

 飲む価値のある薬は抗生物質と血圧の薬と胃薬と補充療法としてのホルモン剤以外は全て不必要な薬です。どうしても眠れないときは睡眠薬はときに飲んでもいいでしょう。

 病気の意味と薬の意味について色々述べ、さらに薬で治る病気などは何もないことも理解できたと思います。逆に医原病が毎日作り出されていることをも説明しました。このようなことは私以外誰も言ってくれません。私は製薬メーカーに特別な敵意を持っているわけではありません。ただ曖昧にされている病気の本質を語り、病気の治療について述べているだけです。ただ真面目に真実を追い求めれば求めるほど、100%間違っている医療を真実に照らし合わせて述べているに過ぎないのです。

 病気を治すのは医者でも薬でもありません。怖い病気などというものは全くないのです。実は病気は全て良いものなのです。悪い病気などは存在せず、良い病気だけが存在する理由を述べましょう。

 病気は今も昔も2種類しかないのです。ひとつは感染症であり、これはワクチンと抗生物質と十分な栄養に満たされた現代人の免疫によって征服されてしまいました。しかし風邪のウイルスだけに対しては今もなお戦い、熱を出したり、しんどくなったりしますが、この自覚症状を医者は病気と言っているだけです。ふたつめの病気は化学物質を排除するときに見られる症状であり、アトピーが出たりアレルギー症状が出ると、その自覚症状を病気といっているだけなのです。いずれも異物を排除しようとする正しい免疫の戦いに際して見られる症状を病気といって忌み嫌っているだけです。免疫の戦いそのものは正しい戦いであり、そのような免疫の働きを刺激する原因物質であるウイルスや化学物質を忌み嫌うべきなのです。これらの異物を体内に入れない限り、免疫は戦う必要がないのです。一番正しい病気の治療法は病原菌や化学物質を入れないことなのです。入った以上は正しい免疫は排除しようとして戦い始めるのは、どうして間違いなのでしょうか?

 戦いそのものや戦いの際に見られる自覚症状を病気と言うのは間違っているのです。よい働きを悪い病気と言うのは間違っているのは理解できると思います。どうしても病気と言う言葉を残しておきたいとするならば、よい免疫の正しい働きを称えるために使うべきなのです。いわゆる病気というのは、免疫の極めて良き働きに過ぎないのですから、ましてや悪い病気というのはあり得るわけでもなく、病気は全てよいものなのです。

 例えば、近頃健康食品がよく売れています。このような表現は全く矛盾しているのです。食品は常に健康なものです。ちょうど悪い病気というのは不健康な食品というのと同じことになります。一般大衆は無知ですから、食品のうえに健康という言葉が持つ出来上がったイメージを付け加え、大量に売るために食品の前に健康をつけているだけなのです。このような真実を一般大衆はもとよりどんな医者も残念ながら気が付いていません。

 結局人類はいわゆる病気で苦しんできたのでありますが、正しくは感染症で苦しんできたのです。太古の昔は人類は病原菌による感染症を神の祟りだとおまじないをしたり、天に祈ったりしたのですが、その間感染症にかかった患者は自分の免疫で戦いの症状を出し続け、病原菌を殺し去る人が出来た人は生き残ったのです。もちろん死んだ人も多くいたでしょう。しかし決して免疫抑制剤を飲んだ人は誰もいなかったのです。ところが、現代は感染症の原因は病原菌だと分かり、ワクチンと抗生物質と免疫でほとんど退治してしまったのでありますが、新たなる異物である化学物質に対しては間違った治療を始めてしまったのです。

 一番正しい病気の治療は異物を入れないことであり、ひとたび人体に化学物質という異物が入ってしまえばそれを取り除くのが治療となるべきです。つまり、その仕事を免疫が行っているわけですから、その免疫の働きを抑えるのではなくて、手助けすることが治療となるべきです。しかし残念ながら製薬メーカーは免疫を抑える薬しか作れないものですから、このような薬を続ける限り間違った治療が永遠に続くことになります。この真実を医者も厚生省の官僚も薬剤師も大衆も誰も知りません。残念なことです。

 とりわけ、ひとつめの感染症は征服された現今では、残るのはふたつめの化学物質が起こすアレルギー・膠原病だけが本当の病気であります。これら2種類の異物以外に病気の原因となるものは何もないのですが、化学物質だけは文明によって作り出され続け、永久に体内に入り込み続け、排除しても侵入してくるいたちごっこを繰り返すことになります。このような永久に続くいたちごっこという無駄な戦いを止めさせるために、人体は自然後天的免疫寛容を起こすサプレッサーT細胞を密かに免疫系に用意してくれていたのです。このサプレッサーT細胞が異物と結び付くまで、人体の免疫は先天的に戦いを続けるのでありますが、その戦いを抑え続けるとサプレッサーT細胞まで抑え続けることになり、永遠に治らない病気になることは既に何回か述べました。

 このように化学物質で死なない限り、病気は免疫が治してくれるようになっているのです。病気を作るのも病気を治すのもその人自身であります。この世の中には怖い病気、つまり怖い病気の原因となる物質というのは普通の生活では滅多に絶対に人体に侵入することはないので、病気に対して恐怖を感ずることは一切ないのです。このような認識に到達することが出来たのも、日々の診療でおびただしい数のアレルギーを治し、難病を治すことができるようになり、さらに免疫の勉強を続けることができたためです。患者さんには感謝しております。

 このように病気の本質を知ってしまった今となっては、病気を治すという言葉にも悪い病気という言葉にも最近大いなる抵抗感を感じるようになり、正しい病気の意味を伝える新たなる言葉を作る必要があるのではないかと考え始めております。

 尋常性乾癬もとどのつまりはアトピーをステロイドを使うことによって作り上げられた膠原病のひとつであります。従ってIgGをIgEにクラススイッチしてしまえば、最後は自然後天的免疫寛容を起こし、治ってしまうのです。