間質性肺炎について

 間質性肺炎の原因は 100%薬剤です。なぜ薬剤の副作用として間質性肺炎が起こるのでしょうか?副作用の本を読んでもらえればすぐ分かることですが、免疫を抑える薬のほとんど全てに副作用として間質性肺炎が挙げられています。残念なことに、現在の薬の副作用の書物には、ひとつひとつの薬がどのような副作用を起こすのかについては詳しく書かれているのですが、薬の副作用のために生じる病名から薬の名前を検索できないのです。つまり「間質性肺炎を起こす薬のすべて」という本は一冊もないのです。廣川書店から出ている『薬剤師のための常用医薬品情報集』をパラパラめくってみますと、ほとんどの薬に重大な副作用として間質性肺炎が載せられています。なぜだと思いますか?

 まず免疫を抑える化学物質は、どこで免疫を抑えると思いますか?全て結合組織(間質)です。ここでまず結合組織や間質の名前の意味について説明しましょう。まず結合組織は細胞と細胞を結合している組織のことでありますから、すぐにお分かりになるでしょう。それでは間質というのは、どのようにしてつけられたのでしょうか?間質に対して実質組織という言い方をするときがあります。それでは実質とはなんでしょうか?細胞そのものを指します。間質組織とは実質の間にある組織のことを意味します。従って"細胞の間にある組織"を間質というのです。これで結合組織と間質は同じだということがお分かりになるでしょう。 ついでに膠原病の"膠原"とは何でしょうか?膠原とは「膠(にかわ)の元」という意味です。それではなぜ「膠の元」と名づけられたのでしょうか?結合組織は線維からできています。この線維を集めてみると膠(ゼラチン)を生ずるので、この線維を膠原線維といいます。このゼラチンは、昔は接着剤によく使われた膠(にかわ)のことです。この膠原線維は強靭で細胞を支えて、細胞の実質組織が簡単にねじれたり歪めたり折り曲げられたり破れたりできないように支えているのです。線維というのは、曲げてもねじっても元に戻る強さがあるのはご存知でしょう。もちろん糸よりもはるかに強靭ですから、細胞の組織の形が変わらないのように支えているので、結合組織を支持組織という言い方もします。この膠原線維の主要成分はアミノ酸からできたコラーゲンであります。

 それではこの膠原繊維はどの細胞が作るのでしょうか?線維芽細胞です。この線維芽細胞はあらゆる組織に大量にあるのです。それでは膠原病という名前はどうして付けられたのでしょうか?まさに膠原線維でできている結合組織で炎症が生じている病気を、1942 年にクレンペラーが初めて見つけて膠原病という病名をつけたのです。もちろん昔も今も原因不明の病気であり、後に間違って自己免疫疾患という名前も与えられました。本当は化学物質がこの結合組織に蓄積され、この化学物質がハプテンとなり、様々なキャリアタンパクと結びついた複合体が膠原病の原因であるので、膠原病の正しい病名は化学物質汚染症というべきです。この膠原病を治した手記が私のホームページに満載されています。まさに膠原病は治る病気である証拠なのです。今も毎日毎日実際あらゆる膠原病を治しています。言うまでもなく間質性肺炎も膠原病のひとつなのです。現代の病気の原因で一番多いのは何でしょう?先ほど述べたように、化学物質であります。この化学物質が結合組織、つまり間質に溜まり、これを IgEで戦うときにアレルギーといい、IgG で戦うときに膠原病ということも既にご存知でしょう。

 

 さて本論に戻りましょう。なぜ膠原病の薬の副作用の全てに間質性肺炎やリウマチが起こる原因となるかについて説明しましょう。まずこのような薬は化学物質であり、かつ免疫の遺伝子の働きを抑えます。このような薬は膠原病を起こしている結合組織に運ばれ、そこで戦っている免疫の働きをさせなくします。このような免疫抑制剤は毎日毎日大量に飲み続けると、徐々に処理されなくなり、結合組織に蓄積していきます。しかも毎日毎日飲食物から入ってくる化学物質も一緒に溜まっていきます。もともと抗リウマチ薬は関節の結合組織で戦っている免疫の働きを抑えるためだったのですが、他のあらゆる種類の結合組織にも溜まっていきます。すると免疫の戦いはさらに別の組織の結合組織に拡大して いきます。つまりミイラ取りがミイラになってしまうのです!病気を治すつもりの薬が、さらに大きな病気を生み出すという結果に終わってしまうのです。 間質性肺炎は大量に薬という異物を入れない限りは起こりえないと考えています。現在用いられている抗リウマチ薬の一番怖い副作用として間質性肺炎があります。

 

 今も思い出す症例があります。リウマチで 10年間もリウマトレックスを飲んで、間質性肺炎になってから、医者に「ステロイドでしか、リウマチも間質性肺炎も治すことができないから」と言われ、私のホームページを読んでこられた非常に賢い患者さんがおられました。間質性肺炎の症状は一切ないどころか、間質性肺炎に特異的に見られる KL-6の値も徐々に良くなったのですが、それでもやはりリウマチのリバウンド現象が激しく、関節の痛みも激しく、いつの間にか来られなくなった患者さんがいました。間質性肺炎よりも、はるかにリウマチの治療の方が難しいと感じた症例でした。

 

 私はあらゆる膠原病の中で、治すことが難しい膠原病は間質性肺炎と慢性腎炎だと考えていました。間質性肺炎の場合は、用いられてきたステロイドをやめさせるときにリバウンドが生じ、肺胞が炎症のために崩壊し続け呼吸ができなくなったら、自分が責任が取れるかという思いが常につきまとっていたからです。この世に恐い病気はないのですが、免疫を抑えるステロイドを長期に大量に使ってこられると、これをやめさせるときに病状がひどくなっていくのです。どこまでひどくなるかはステロイドがどこまで免疫の遺伝子を変えてきたか、さらにどこまで他の細胞の遺伝子を変えてきたかは、ステロイドをやめさせて初めて分かることです。遺伝子を修正することで生じる様々な症状の強さは、はじめから予期できないのです。従って生死に関わる肺の病気に対しては闇雲に「ステロイドが悪いから、さぁやめましょう」ということにはならないのです。

 

 リバウンドの強さが病気の重篤度が示すものです。患者さんは常にリバウンドの度合いを私の治療の初めに聞きますが、私は逆に患者に次のように聞き返します。「君の免疫の遺伝子が知っているはずだから、君の遺伝子に聞いてくれ」と。しかしもちろんわかるはずもありません。特に間質性肺炎に関しては呼吸ができないぐらいのリバウンドが起こったらどうするかについての答えがなかったので、積極的には間質性肺炎を治せると言い切ることができなかったのです。

 

 しかし今何人かの間質性肺炎の患者さんを診ていますが、治ることが分かってきました。間質性肺炎の際に見られる炎症産物である肺サーファクタントと言われる、肺胞表面活性物質が低下し、かつ肺のX線による影も減少していくことが分かってきたのです。この間質性肺炎も原因は長期に投薬された薬という化学物質でありますから、この薬をやめることがまず第一条件です。その後一切免疫を抑えない限りは進行しないどころか、治っていくということが分かったのです。リウマチや他の膠原病で用いられる薬の全ての副作用に間質性肺炎が効能書きに掲載されていますが、まさにリウマチで用いられてきたリウマチを治せない薬が、さらに呼吸ができなくなって死んでしまう間質性肺炎を起こしてしまうことがあるのです。