当院の感染症診療について
当院では行っていないこと
- ×インフルエンザ・新型コロナの迅速検査・PCR検査
- ×抗ウイルス薬(タミフル・ゾフルーザ等)の処方
- ×検査のみを目的とした受診
当院は漢方専門クリニックです。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめ、発熱・感冒など急性感染症の診療においても、漢方薬による治療を基本としています。
迅速検査や抗ウイルス薬の処方は一切行っておりません。その代わりに、発症初期の漢方薬投与による症状の早期改善と重症化予防、そして病後に残る咳や倦怠感などの後遺症ケアに強みを持っています。
当院の感染症診療の特徴
- 漢方薬による急性期治療(発症初期ほど効果的)
- 感冒後の長引く咳・倦怠感など後遺症の漢方ケア
- 体力を落とさず、自然治癒力を高める治療アプローチ
- 原則保険診療(漢方薬も健康保険適用)
急性期の漢方治療
インフルエンザやかぜなど、発熱・悪寒・関節痛といった急性症状に対して、発症初期の漢方治療が高い効果を発揮します
発症初期が勝負
漢方薬は感染症の発症初期に服用するほど効果が高まります。「風邪かな?」と思ったら早めに受診し、適切な漢方薬を服用することで、症状の重症化を防ぎ、回復を早めることができます。
主な使用漢方薬
悪寒・発熱・頭痛を伴うかぜ初期には葛根湯、高熱・関節痛が強いインフルエンザ様症状には麻黄湯・大青竜湯が特に有効です。麻黄湯は抗インフルエンザ薬に匹敵する効果が研究でも確認されています。
体力を落とさない治療
漢方治療の最大の特長は、ウイルスを抑え込むのではなく、身体の治癒力を高めて自然に回復へ導くこと。西洋薬のような強い副作用の心配がなく、高齢の方や体力に不安のある方にも安心です。
感冒後の後遺症治療
熱が下がった後も続く咳や倦怠感——漢方薬による後遺症ケアで、完全な回復を目指します
かぜやインフルエンザの後、咳だけが何週間も続く、だるさが抜けない、食欲が戻らない——こうした感冒後の後遺症に悩まされる方は少なくありません。
漢方医学では、感染症後の体力低下や回復不全を「正気の虚(しょうきのきょ)」として捉え、身体の回復力を高める漢方薬を用いることで、後遺症からの脱却を図ります。
後遺症の症状別・主な漢方薬
※上記は目安です。実際の処方は証(体質)や症状の詳細をうかがった上で決定します。
発熱・感冒の漢方治療
喉の痛み・鼻水・咳・発熱など、一般的なかぜ症状に対して、症状や病期に合わせた最適な漢方薬を活用した治療を行います。発症初期の対応が回復の鍵です。
かぜの初期(悪寒期)
ゾクゾクする悪寒・発熱・頭痛・関節痛などが主症状。漢方では葛根湯が第一選択。発汗を促し、ウイルスを体外に排出します。早めの服用が効果的です。
高熱・関節痛期
高熱・全身の関節痛・筋肉痛が強い感染症状の場合、麻黄湯が著効。インフルエンザや新型コロナ感染症症状にも対応可能です。
回復期・後遺症
熱が下がった後の長引く咳・倦怠感・食欲不振に対して、麦門冬湯や補中益気湯で体力回復をサポート。再発しにくい体づくりを目指します。
感染症に用いる主な漢方薬
症状や病期に合わせて使い分けることで、高い治療効果が期待できます
葛根湯
かぜの初期(悪寒・発熱・頭痛・肩こり)
麻黄湯
インフルエンザ様の高熱・悪寒・関節痛
香蘇散
胃腸症状を伴うかぜ・食欲不振
小青竜湯
水様性鼻水・くしゃみ・咳
麦門冬湯
長引く乾いた咳・咽頭の乾燥感
銀翹散
のどの強い痛み・発熱を伴うかぜ
補中益気湯
病後の体力回復・倦怠感
神秘湯
感染症後の長引く咳・痰
※上記は一例です。個人差があり、実際の処方は証(体質)に合わせて決定します。
感染症で受診される方へ
事前にお電話ください
発熱症状のある方は、まずお電話(072-681-0015)でご連絡ください。適切な受診時間と動線をご案内します。
ご来院・診察
指定された時間にご来院ください。症状や経過を丁寧にうかがい、漢方医学的な診察(舌診・脈診・腹診)を行います。
漢方薬の処方・療養指導
証(体質)と症状に合わせた漢方薬を処方します。自宅での過ごし方や食事・水分補給など、早期回復のためのアドバイスも行います。
発熱やかぜ症状でお困りの方はお気軽にご相談ください
急性期の漢方治療から感冒後の後遺症ケアまで——漢方の力で、体力を落とさずに回復へ導きます。発熱がある場合は事前にお電話いただければスムーズにご案内できます。